歯周病

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可能な限り、抜歯を回避する

これが当院の、歯周病治療

歯周病治療の6つの特徴

歯周病とは「サイレントキラー」といって、痛みもなく症状が進行し、気づいた時には既に手遅れ(抜歯)となってしまう病気です。このページをご覧いただいている方は既に、歯の動揺や口臭、膿・腫れ・痛みなどの「自覚症状」が出てしまっている方だと思います。そのような方々へ、当院で実施している歯周病治療をご紹介いたします。

歯周ポケット

特徴1診査・診断

「ちょっとチクッとしますね」と言われて、何やら歯科器具で歯ぐきを「ツンツン」されたことはありませんか?

これは歯周ポケットを測定(ブローピング)し、歯周病の進行度合いをチェックする検査です。
歯周病治療では、まずこの検査をしなければどのような治療をすべきかの戦略が立てられません。

患者様に「このような経験(ツンツン)はありますか?」と聞くことがあるのですが、「ありません」「1度だけ経験したことがあります」というご返事をよく頂きます。

ブローピング

先ほどもお話ししたように、この検査は歯周病治療では避けて通れない検査であり、かつ、1度だけでなく定期的に行わなければならない検査です。この検査をしないということは、羅針盤と海図をもたずに航海することと同じであり、現在どこまで歯周病が進行しているのか、そして、どのような治療をすればいいのかを考えずに治療を進めていることと同じです。歯周病の治療をする際、この検査をしっかりしてくれるか否かを歯科医院選びの1つの基準としてもよいと思います。

また、歯周病治療である歯石を除去することを「スケーリング」といいます。
このスケーリングを「麻酔をされながら」治療をしていただいた経験はありますか?
これもほとんどの患者さまは経験がないと思います。

歯周病が進行すると、骨が溶け、歯と歯ぐきに隙間ができてきます。
これが皆さんご存知の歯周ポケットです。歯周病菌はこの歯周ポケットの奥にドンドン入り込んでいきます。つまり、奥に入り込んだ歯周病菌や歯石を除去しなければ根本的な治療はできません。

この治療をするにはどうしても痛みが生じるため、麻酔を使って治療を行います。
以前、他院で1年ほど歯周病の治療を行ってきた患者さまが全然良くならないということで当院に来院されました。その患者さまは、歯周病が進行しており、歯を抜かざる得ない結果となってしまいました。

その患者様に「麻酔をして歯周病の治療をされていましたか?」と伺ったところ、そのような経験はないとのことでした。
麻酔をしないで治療できる部分は歯肉の上の部分だけであり、歯周病が進行している場合、いくらそこに付着している歯石をとったところでまったく意味がありません。歯周病が進行しているのは、そのもっと奥の部分なのですから……

ライン

右の画像を見れば今までお話ししたことが理解できると思います。
ラインが入っている部分が歯肉の上と下との分かれ目です。上の部分は綺麗ですが、下の部分に歯石がびっしりついてしまっています。
この部分をしっかり除去しなければ将来的には抜歯の運命が待ち受けています。
このように本当にやるべき治療が行われていないのが現状です。
歯科医院を選択される基準として、「歯周ポケットの定期検査」「麻酔をしたうえでの歯石除去」の2つをしっかり実施している歯科医院での治療を強くお勧めいたします。

特徴2安心して治療を受けていただくために「担当制」を実施

歯周病治療は、予防メンテナンスのプロフェッショナルである歯科衛生士が歯科医師と密接に連携して治療を行っております。

歯科衛生士とは、単なる歯科医師のアシスタントではなく、文部科学省や厚生労働省から指定された専門学校を卒業し、国家資格を持つ専門職です。つまり、歯周病や虫歯から歯を守るための治療を行うことができるスペシャリストなのです。

当院では幅広い知識と経験を持った歯科医師と歯科衛生士が密接に連携することで、さらなる治療効果を実現しています。

  • ドクター
  • 衛生士2

特徴3説明責任の徹底

歯周病治療は他の治療と比べ、特に患者様のご協力が必要になる治療になります。
患者様にご協力していただくためには「歯周病に対する理解」と「口腔内の現状理解」が必要です。そのために当院では様々な「情報提供ツール」を活用し、患者様に納得していただけるまで説明を行います。例えば、CT画像で骨の状態の報告、術前術後の状態を写真でお見せする等のことです。

説明 説明

  • 情報提供ツール
  • 情報提供ツール
  • 情報提供ツール

特徴4治療で「長くなってしまった歯を元に戻す」審美性回復治療

歯周病治療をすると「歯が長くなってしまう」ということを聞いたことがあると思います。
実際、歯が長くなったように見えるのですが、これは「本来の健康な状態に戻った」と言った方が正確です。

長い歯

歯周病が進行すると歯茎の骨がドンドン溶かされると共に、炎症を起こして歯肉が腫れあがります。
歯茎の骨が溶かされれば当然歯茎もドンドン下に下り歯の根が露出してきて歯が長く見えてしまうのですが、炎症により歯肉が腫れあがりますので、外からは歯が長くなった状態を確認することができません。
しかし、歯周病が改善することで歯肉の炎症が治まり、本来の歯の姿が見えてくることになります。

「お口の健康は取り戻せたけど、見た目はなんとかならないの?」
治療を終えたから方良くこのような質問を受けます。

当院では「歯肉移植術(FGG/CTG)」という方法で、この「見た目」改善に取り組んでいます。簡単に説明しますと、上顎の歯茎から歯肉を取ってきて、見た目が悪い部分に移植するという方法です。

STEP

Step1 歯肉の採取

上顎の内側から移植する歯肉を採取します。

STEP

Step1 歯肉の採取

移植の箇所の歯茎を切開し、その中に採取した歯肉を入れます。

STEP

Step1 歯肉の採取

歯肉を採取するために切開した歯茎は2週間程度で回復し、移植された歯茎はおよそ1か月程度で目立たなくなり、周囲の歯茎と区別がつきにくい自然な状態になります。

歯肉移植術は技術を要しますのでどの医院でも行っている訳ではありません。
「お口の健康」と「美」を追求したい方、是非当院にご相談にいらしてください。

重度歯周病の方のために-どうにかして歯を残したい方のために

歯周病が進行すると、「歯がグラグラ」してきます。
これは、歯周病菌により顎の骨がどんどん溶かされ、歯をしっかり支えられなくなったために起こる症状です。
そのままにしていると、ある日突然「ポロッ」と歯が抜け落ちてしまいます。

基本的に一度骨が溶けてしまうと元に戻ることはありません。

ではどうするのか?

当院では「骨再生療法」と「歯周補綴」の2つで対応しております。
どちらか一方で対応することもありますし、2つの治療法を複合させることもあります。
それぞれご紹介いたします。

骨再生療法

骨再生

骨再生療法とは、溶けて減ってしまった骨を再生させ、歯が抜け落ちてしまうことを防止する治療です。当院では、「エムドゲイン法」「GTR法」という骨再生治療を行っております。

エムドゲイン法

エムドゲイン法を簡単にご説明しますと、エムドゲインゲルという薬を患部に塗ることで、本来備わっている骨の再生能力を発揮させる療法です。

エムドゲイン

この治療法では、エムドゲインゲルという薬剤を使用するため、身体への安全性について患者様からご質問されますが、身体への悪影響はありませんのでご安心ください。

GTR療法

「メンブレン」という特殊な膜を活用することで骨を回復させる療法を「GTR(Guided Tissue Regeneration)法」といいます。

メンブレン

骨にはもともと再生能力が備わっていますが、骨よりも歯肉の再生スピードが速く、骨が再生されるはずのスペースを歯肉が覆ってしまうため、通常骨は再生されません。
しかし、メンブレンを用いることで、骨が再生されるスペースを歯肉に邪魔されることなく確保することができるため骨を再生させることが可能となります。
個人差はありますが、おおよそ数か月後には、新しい骨が再生されます。

このように当院では骨再生療法を積極的に実施しておりますので、他院で「歯を抜かなければなりませんね」と言われた方、重度歯周病の方、どうしても歯を残したいとお考えの方、一度当院にご相談ください。

歯周補綴

診療2

歯周病の進行により「グラグラ」してしまった歯を、被せ物・インプラント・入れ歯・矯正治療などを駆使し総合的に対処することで可能な限り歯を残す方向で対処する治療法を歯周補綴と言います。院長は歯周補綴の臨床・研究を長い間行ってきましたので、お時間を頂ければ、しっかりお付き合いさせていただきます。

本当はかなり怖い「歯周病」という病(やまい)。早めのご来院を

あまり知られていないことですが、
歯周病はお口の中だけではなく、全身疾患との関連性もあります。
関連性が報告されているものとして次のものがあります。

歯周病 図

歯周病との関連でよく言われるのが、「糖尿病」「心臓病」「早産」です。

糖尿病との関連

重度の歯周病の場合、軽度の人に比べ2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。

心臓病との関連

歯周病菌の作りだす物質が血液中に流れ動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。
健康な人に比べ心臓病発症の危険率が2.8倍といわれています。

早産・低体重児との関連

低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告があります。
また、妊娠中の歯周病をそのままにしておくと早産の確率が高まります。

他にも「肺炎」「脳卒中」などとの関連性が指摘されています。

研究が進み、今や歯周病は、お口の中だけの病気ではないというのが専門家の共通認識です。「歯周病=歯を失う」という認識ではなく「歯周病=命にかかわる場合もある」という認識の転換が必要です。

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